名古屋一帯でトイレ詰まりと排水漏れがしやすい理由

学校や会社・公共施設など、どこでも必ずトイレ設備は整っています。

限られた個数を多くの人々で共有する設備であるため、トイレ詰まりや水漏れといったトラブルが発生しやすいものですが、中部地方を代表する大都市・名古屋に至っては一般家庭のトイレ詰まりや水漏れトラブルが2000年から2005年に掛けて、年間約36万件もの件数で発生していました。このトラブル件数は全国でも抜きん出ており、その背景には1980年におこなわれた都市整備工事が要因となっています。名古屋では1980年から1985年に掛けて栄区・南区・東山区といった計12区内で都市整備工事がなされました。

大規模な宅地開発もなされており、通常であれば下水道の敷設から上水・ガス管の整備となるところが最初にガス管の整備からスタートしたのが特徴です。このため、下水管は傾斜が少ない地中の上層面に整備されることとなりました。一般的な下水管だと傾斜45度の角度で汚水をスムーズに処理施設に流すのですが、名古屋に至っては約20度程度となっているため処理施設に到達するまでに汚水が詰まりやすくなっています。さらに、地中の上層面にある配管は浸透してきた雨水の影響により、表面が錆びてしまって腐食しやすくもなります。これが水漏れの原因にもなっているため、名古屋市上下水道局では2010年から2020年の10年間で市内一帯の下水管を再敷設する工事を推し進めました。今後はトイレ詰まり・水漏れ等のトラブル件数は減少していく見通しです。

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